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島実蔵の商品先物十八番勝負

其の十四 良い登録外務員と悪い登録外務員の見きわめ方

商品先物取引を愛しているのが良い外務員というのがポイントだといいましたが、もっと具体的に言うと「良いアドバイス」ができる人のことです。

良いと言うからには、絶対に儲かるおいしい情報をもっているのだろうですって? 相場に絶対はありません。では全戦全勝の神さま、仏さまのこと? タロットカード、星占いの名人? いいえ、違います。

普段はありえないと思っているのに、人間は(特に島実蔵は)損得がからむところりと騙されてしまいます。お薦めする「良いアドバイス」とは、ブレーキという名の「指導助言」ができる担当者のことなんです。当たっているときは、増し玉(建玉を増やす)したいものですが、「あなたのご自由ですが、逆にいくとあっという間ですよ。少し冷静になって……」と囁いてくれる。追証拠金が必要になったら、一旦休むことを提案できる人物です。良いアドバイスほど口に苦いものですが、「いますぐ売買しないと儲け損なう!」と焦る島実蔵に、銀もガソリンもトウモロコシも逃げやしませんといった一言、胸にぐさりとすばらしかった。

わかりやすく書かれている「委託のガイド」も繰り返し読みましょう。活字を見ると眠くなる人は、遠慮なく日本ユニコムの外務員に訊ねてください。めんどうがるような営業担当者はいないはずです。

良い外務員とは、めんどうがらず、耳ざわりが悪くても助言ができること。もしも、自分を担当する営業マンはそうではないなと感じたら、担当をチェンジしてもらうか、そんな会社とは取引しないことですね。

東京工業品取引所

其の十五 絶対に避けてください、こんな会社

商品取引員(商品取引会社)って、何をしてくれる会社かってわかっていますか? 江戸時代は茶菓子や酒食まで用意して来店を待ってくれましたが、現代ではお茶かせいぜいコーヒーです。280年前よりサービス低下だなんて言わないでください。

酒をおごって騙す会社があるなどと、ひどいことを言う客がいるのだそうで(島実蔵は赤提灯でも悦んで)、簡単に言うと、弱者保護が優先されるのだそうです。

日本ユニコム・本社

そのために手続きが大層煩雑になっていて、まずは先物取引の仕組みを理解してもらい、(ロスカットやオプションの買い以外は)投資額以上の損になることを覚悟してもらう。住所や名前を確認(本人確認)し、取引する資格(資金や知識)があるかどうかを訊ね、お客から頼まれたとしても取引員がやってはいけない禁止行為を説明し、(客の勝手だろと思っても)それを納得したという「取引に関する理解の確認書」や「ロスカット制度の理解に関する確認書」に印を押し、やっと先物取引への挑戦権が得られるのです。

愚痴もでますよね。でも投機としては金や大豆など身近な商品が対象だけに面白い。結果的にも物の価値を日本で決めるという先物取引の根幹に参加できるのですから、じゃま臭くても協力しましょう。

問題なのは、面倒な手続きをスルー(通り抜ける)させる会社です。「一事が万事」といって、そうした会社ほど大事な局面で見事に手抜きをします。日本ユニコムさんはスルーさせてくれません。謹厳実直、生真面目を通り越すほど几帳面ですが、そこが島実蔵のお気に入りなのです。

はじめに
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